5.4.14
【レビュー/音楽の映画】スケッチ・オブ・ミャーク
細野晴臣と「ハリーとマック」ってゆーユニットを組んでいたらしい 久保田麻琴 というアーティストが、沖縄の宮古島から「超希少な沖縄の歌を集め編曲する」という、ただそれだけのドキュメンタリー映画なんやけど、これが予想以上に面白かった。
元々沖縄って1429年に本島に存在した3つの勢力を1つに統一した時に「琉球王国」として誕生したたしい。それから1879年まで琉球王国が続いたそうで、独立してた時は日本とか中国とか東南アジアの国々と貿易しまくって経済成長したあと軍を強化して領地拡大を計って宮古島とかの離島を征服したらしい。
だから元は宮古島って琉球王国によって侵略された国なんだそうだ。
地中で発掘される土器などを調べると、沖縄本島の文化的背景は見られず、どうも台湾で発掘される土器と類似している為に、台湾よりの文化だったのではないかと推測されているらしい。
征服されたのは1520年辺り。琉球王国の武力によって宮古島は琉球王国の統治下になったそうな。
ちなみに琉球王国は奄美王国に攻めようとしたところを薩摩軍に阻止されたあげく、逆に侵攻されて琉球王国の王様つかまっちゃって徳川幕府に差し出されちゃって日本の属国になったらしい。それが1879年。戦争って怖い。
そんな沖縄の離島「宮古島」には消滅寸前の幻の古謡、そんで神歌がある。
ってことで先月、沖縄でのスケッチ・オブ・ミャーク上映会に友達が行ってきたらしく、その後やたらとゴリ推ししながらDVDを眼球に押し付けてくるので観てみたら感動して思わず泣いた。
周りの友達も絶賛して2回も3回も観ている。それだけ引き込まれるし考えさせられてる映画だった。
映画の流れはというと、久保田麻琴が歌の発祥や歴史・思い出を聞き出し、歌を採取して、編曲したモノを採取先の歌い手に聴かせて廻る。というもの。
で、そんな過程の中で起こる出来事や言葉が結構やばい。
沖縄にはシャーマニズム的な唄も、ブルースとかソウルとかにも似た生活や愛を唄ったものもあるけどどれも異質。この映画ではその根源が垣間みることができて、1つの壮大な音楽のルーツが知れる楽しさがあった。
あとは久保田麻琴と宮古島の唄い手とのやり取りが泣ける。
だからトラックCDは即購入した。
第64回ロカルノ国際映画祭の批評家週間部門で審査員スペシャル・メンション2011特別賞を受賞している。
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