3.1.15

200年後の楽器についてWIREDの記事を読んだ。

「ダ・ヴィンチが発明した16世紀の楽器、現代のクリエイター13人が考えた23世紀の楽器」というWIREDの記事を読んだ。

「楽器の200年後、これからの楽器はどのような可能性を秘めているのか?」という問いにラッパーからテクノアーティストや建築家、デザイナーなど、13人の有名な人達がそれぞれ答えたそうで、記事中ではタイラーザクリエイター、ジェフミルズ、隈研吾ら数人の応えが記載されていた。

今すぐ実現できそうな楽器から当分かかりそうな楽器まで色々あったけど、一番面白かったのが建築家の隈研吾で「楽器はもはや物体ではなくなる」ってやつ。
これは俺もそう思ってて、理屈的には実現可能な領域で可能性がめちゃくちゃあるから面白い。

おれが妄想してる未来の楽器予測は3つある。1つは「イメージを音に変換する」ってことで、今は精度は低いけど脳内でイメージした画像をデータ化してモニターに再現するというものがあるから、それの理屈でいけんじゃないかと思う。
そうすると完全に想像力次第で音を創造できるし、楽器が弾けない人でも簡単にメロディーを出力できる。脳みそが楽器ってこと。

2つめは「元々ある物質とかをデータ化して音に変換する」方法。
今実現されてるもので言えば、宇宙に飛んでる周波をデータ化して音に変換する方法。
これは宇宙でも石でも動物の動きでも統計でも娘の運動会の活躍っぷりでも、何かしらのデータを取得できるものであれば何でも良い。
手軽に変換できる機械が出回れば面白くなりそう。例えばLiveに来たお客さんが居るフロアの熱量を演奏のエフェクト値に変換できれば、盛り上がればエフェクトも激しくかかるというインタラクティブなLiveができる。

3つめは3Dプリンタの発展でめちゃくちゃ凄い「自由な楽器が作れるようになる」こと。
数学やらなんやら理論的に組み立ててもいいし、超個性的な楽器をつくるのもいい。アイデアがあればデザインを外注して安価で自分の楽器を作成できる時代がくるやろなって思う。B'zのあの人の骨細胞で出来た骨ギターとか気持ち悪くていいんじゃないかな。


で、この3つ以外にもう1つあるけど、これはもはや楽器じゃない。それは「夢」を楽器的に利用できんじゃないかってこと。
明晰夢、自覚夢を体感したことがあるけど、あれは楽しい。まじで楽しい。ってことで、脳をある程度コントロールできるようになれば誰でも明晰夢をみれるツールができると思う。
夢にある程度介入できる技術も発展してきてるから、明晰夢技術と夢介入技術が合わされば、例えばAKB48の明晰夢Liveセットとかいけんじゃないかなーって思う。まあ科学の進化の速度を考えると200年後だとできんじゃないかなって思う。

終わり